七夕の季節がもうすぐやってきますね! 笹の葉と色とりどりな短冊を飾ると華やかになりますし、夏の季節感を味わえるので、保育園では欠かせないイベントになっているのではないでしょうか。子どもたちと一緒に七夕飾りを作ったり、願い事を考えたりするのはとても楽しいですよね。
ところで、七夕本来の意味はご存知でしょうか? 本来の意味を知っておくことで、より深く七夕を味わうことができます。今回は、七夕の由来と保育園でできる飾りや遊び方についてご紹介していきたいと思います! 七夕イベントの参考にしてみてくださいね。
「七夕」とは、本来どんな意味があるのでしょうか? 園児に「七夕ってなあに?」と尋ねられることもあると思います。由来を確認していきましょう。
1、七夕とは?
七夕は、「たなばた」や「しちせき」と呼ばれている古くからの日本行事です。由来は諸説ありますが、中でも、日本の禊(みそぎ)行事のひとつが関係しているのではないかと言われています。乙女が着物を縫って棚に供え、神様に秋の豊作を祈ったときに使用していた織り機の名前が「棚機(たなばた)」といい、この「棚機(たなばた)」が起源とされています。
「棚機」に織姫と彦星の伝説を加え、織物が上手だった織姫にあやかって裁縫上手を祈願した中国発祥の「乞巧奠(きこうでん)」という行事がミックスしたものが「七夕」になったと言われています。
2、子どもたちへの伝え方
「七夕はなんでお願いごと書くの?」と子どもからの質問があるかもしれません。でも、日本や中国の行事を子どもに伝えるのはちょっと難しいですよね。子どもから聞かれたときは、ポイント押さえて話すとよいでしょう。
「お洋服つくりが上手な織姫と牛を飼っている彦星という2人がいました。2人は愛し合っていたので結婚しました。しかし結婚すると、どちらも怠け者になってしまい、周りの人がとても困ってしまいました。怒った神様は、天の川を使って2人を引き離すことにしました。2人はとても悲しみました。神様は悲しんだ様子の2人を見て、年に1度の7月7日だけ2人を会わせるようにしました。その日が七夕と呼ばれるようになりました。」
「織姫はお洋服を作るのがとても上手でした。短冊に願い事を書くのは、織姫のように自分のやることがうまくいくようにとお願いしたのが始まりなんです。」
また、動画を見たり、工作でお話し会をしたりすると、さらによくわかるようになります。
(参考動画)
・七夕のおはなし動画
・七夕物語
多くの保育園は、保護者に短冊の記入をお願いしているようです。短冊を渡すとき、保護者に一言添えるとよいでしょう。
1、乳幼児の保護者の場合
意志が伝えられない乳幼児の保護者へは、「子どもさんがどう成長してほしいか書いてくださいね」と一言加えると親切です。
2、おしゃべりはできるけどまだ字は書けない子どもの保護者の場合
「子どもに聞いて保護者が書いてもよいですし、子どもが書くのをチャレンジしてみてもいいですよ」と伝えるとよいでしょう。
七夕飾りは、定番の輪っか飾りだけではなくいろいろなものがあります。せっかくなら、さまざまな種類の七夕飾りを作って楽しみたいものですよね。今回は3つの折り紙動画をご紹介します。ぜひ作ってみてくださいね。
1)七夕用 花の折り紙
お花があると、笹の葉が豪華に見えます。
→参考:YOU TUBE
2)星飾り、クルクルあみ、丸つづり
簡単な3種類の七夕飾りです。スピーディーにできるのでオススメです。
→参考:YOU TUBE
3)織姫と彦星
七夕には欠かせない織姫と彦星の折り紙です。表情の部分は子どもたちに書いてもらってもよいかもしれませんね!
→参考:YOU TUBE
折り紙や短冊だけでなく、音楽と身体を使った手遊びゲームをするとさらに盛り上がるでしょう。
1)たなばたバタバタ
子どもは「バタバタ」の繰り返しを真似できそうです。
→参考:YOU TUBE
2)七夕の手遊び
織姫と彦星の物語が覚えられます。
→参考:YOU TUBE
3)童謡の七夕さま振り付け
有名な愛唱歌の「七夕さま」を振り付けしたものです。
→参考:YOU TUBE
七夕にはさまざまな由来があり、子どもには織姫と彦星のお話しが人気です。「織姫と彦星は今日会えるかな? 夜にはお星さまを見てみてみようね。」などストーリーについてやりとりできると子どもの記憶に残りやすくなります。飾りや手遊びなど、七夕イベントを盛り上げるための参考にしてみてくださいね!
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