「保育士養成学校に入るか迷っている……」、「異業種から保育士に転職したいけどどうすればよいかわからない……」とお考えではありませんか? 専門的に保育に従事する「保育士」として働くためには、「保育士」の資格を取得することが必要です。資格を取得するためには、2種類の方法があります。今回は、これから保育士になろうとお考えのみなさまに、保育士資格の取得方法についてご説明いたします! どちらが自分に合っている資格取得方法なのか、参考にしてみてくださいね。
保育業務を行うにあたり、保育士の資格を持たなくても、「保育補助」として保育士のサポートの元で働くことができます。しかし、保育園や託児所、ベビーシッターなどで、より専門的な保育を行い「保育士」を名乗るためには、国家資格の取得が必要です。保育士は、「児童福祉法」にもとづいた国家資格です。また、保育園の正社員として雇われる場合は、保育士がほとんどです。保育に携わるのであれば、保育士の資格は取っておきたいところです。
保育士の国家資格は、一体どうやったら取得できるのでしょうか。資格の取得方法は以下の2種類があります。
1、 厚生労働省が指定する保育士養成施設(大学、短大、専門学校など)を卒業する
2、 「一般社団法人 全国保育士養成協議会」が実施する試験に合格する
保育士養成学校に入るか、自ら勉強して保育士の試験を受けるか、どちらかを選択する必要があるということですね。例えば、すでに一般企業で正社員として働いている方が養成学校に入るとなると、お金や時間がかかり大変ですよね。そういう方は、保育士試験の受験を考えてみるのがよいのではないでしょうか。
保育士試験で資格取得を目指す場合、気になるのが受験資格についてですよね。大学や専門学校を卒業した方、または在学中の方で、保育と関係のない学部・学科を履修した方でも受験資格を得られます。中学や高校卒業の方は、一定の条件を満たせば受験資格があります。
1、大学(学校教育法に基づいた大学)
・大学卒業者 ・2年以上在学して62単位以上修得済みの中途退学の方
・2年以上在学して62単位以上修得済みの在学中の学生 いずれも保育と関係ない学科でも受験資格があります。
2、短大(学校教育法に基づく短大)
・短期大学の卒業者 ・短大在学中の学生
どちらも保育と関係ない学科でも受験資格があります。
3、専門学校(学校教育法に基づいた専修学校)
・2年以上の課程を修了している卒業者
・現在在学中の方(修業年限が2年以上の専門課程であること)
どちらも保育士とは関係のない学科でも受験資格があります。
4、高校卒業 ・平成3年3月31日以前に卒業をされた方
・平成3年4月1日以降卒業で、平成8年3月31年以前に保育科を卒業した方
・上記2つ以外の方に当てはまらない場合、児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上、児童の保護に従事した経験が必要です。
5、中学卒業
中学卒業後、児童福祉施設で5年以上かつ7200時間以上、児童の保護に従事した経験がある方
合格するためには、専門の試験勉強をする必要があります。試験勉強は、通信教育や独学などでしている方が多く、書店では試験対策テキストや予想問題集が販売されています。合格率は、平成28年度の全国平均で25.8%となっています。
保育士の試験内容は、筆記と実技試験があります。筆記の試験科目は、保育原理や教育原理、保育の心理学、こどもの食と栄養、保育実習理論などです。実技は、音楽・造形・言語の3分野から2分野を選択することになります。
試験は年に2回で、前期と後期で実施されています。詳しい日程はこちら
保育士の資格取得についてみてきました。保育業務は、保育士の資格がなくても行うことはできますが、「より子どもの保育にかかわりたい」、「お給料が多く欲しい」という方は、資格取得を目指すことをオススメいたします。ホイキューでは、未経験からでも勤務できる求人情報が多数掲載しています。ぜひご利用くださいね。
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